野菜たっぷり冷やし中華

中華料理は料理のジャンルであるとともに、世界三大伝統医学の一つである東洋医学の思想も源流にしたものでもあります。
東洋医学においては漢方薬の配合や食療法といった口から摂取するものによって健康を維持増進するということに重きが置かれており、野菜食材についてはかなり細かく研究がされています。
東洋医学では無数にある食材のことを「食性」という特性ごとの分類によって区別をしており、野菜は全て「陽性」「平性」「陰性」の三種類のいずれかに属するとしています。
ごくごく簡単にそれぞれの食性について説明をすると、陽性とは体をあたためる性質のある食べ物、陰性は反対に体から熱を冷ます性質のある食べ物、平性はいずれにも偏らない中立的な性質の食べ物としています。
健康維持のための食生活を考える時には、この食性に注目してバランスを組み立てていくと大変献立を作りやすくなります。

さて、暑い夏になるとどうしても体が熱を持ちすぎてしまい日常生活に活力を失ってしまいがちです。
連日の暑さに夏バテになってしまい、食欲そのものがなくなってしまうような人もいることでしょう。
そこでそんな夏場におすすめなのが体を冷やすことのできる食材を使った冷やし中華です。
冷やし中華は日本でもおなじみの夏の定番メニューですが、そこに野菜の食性を活かした使い方をすることで、より清涼感のあるさっぱりとした調理に仕上げることができます。

食性ということでまず主食部分から見ると、お米や大豆が陽性の性質を持つのに対し、小麦類は陰性の性質を持ちます。
ですので、小麦を使った麺を使うということで陰性に傾いたメニューにすることができるのです。
次に野菜類ですが、体を冷やす性質のある野菜の種類として、かいわれ大根、キュウリ、きくらげ、こんにゃく、きのこ類、トマト、ナス、レタスなどが挙げられます。
きゅうりやトマト、ナスなどは夏やさいの代表格であり、夏前には大変おいしく安い価格で出回りますので、ぜひその時期にたくさん食べるようにしてもらいたいです。

冷やし中華の作り方は特に説明をすることもないのですが、市販の冷やし中華の麺とお好みのスープを購入してきて、あとはたっぷりの野菜を上に乗せて作っていきます。
市販品のタレじゃちょっと物足りないという人なら、醤油・砂糖・酢・ウェイパー・レモン汁・ごま油などを自分のお好みで配合してタレ作りに挑戦してみるのもよいでしょう。
おすすめの具材をいくつか記載しておくと、先ほどもピックアップしたキュウリ・トマト・レタスのほか、キャベツやもやし、タマネギのみじん切りなどもよくあいます。
野菜だけではちょっと栄養不足になってしまうので、お好みでハムや卵などのタンパク質も加えておけば体力維持に役立ちます。

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